ファイナンシャルプランナー(FP)3級試験とは?
ファイナンシャルプランナー(FP)3級試験は、学科試験と実技試験があり、どちらもそれほど難易度は高くありません。
ファイナンシャルプランナーの国家資格の中では入門レベルに位置づけられている試験です。
現在はファイナンシャルプランナーの知識はないけど、これから勉強する方や、ファイナンシャルプランナーの基礎知識を身につけたい方は3級から勉強を始められるといいと思います。
FP3級資格試験概要
学科又は実技 | 出題形式 | 問題数 | 合格基準 | 受験料 |
---|---|---|---|---|
学科試験 | 筆記試験(マークシート) ○×式、三答択一式 (120分) |
60問 | 60点満点で36点以上 | 3,000円 |
実技試験 (個人資産相談業務) |
筆記試験 (記述式) (60分) |
5題 | 50点満点で30点以上 | 3,000円 |
実技試験 (生保顧客資産相談業務) |
||||
実技試験 (資産設計提案業務) |
20問 | 100点満点60点以上 |
(注)学科試験は、金財、日本FP協会とも共通問題
(注)個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務は金財実施
(注)資産設計提案業務は日本FP協会実施
【受験資格】
FP業務に従事している者または従事しようとしている者(誰でも受験可能)
【試験日程】
5月・9月・1月の年3回実施
FP3級資格取得条件
合格ラインは6割となっています。
FP3級試験は、この合格最低得点率6割を超えていれば合格となります。
FP3級試験では学科試験と実技試験の両方ともに合格する必要があります。
学科試験は、金財、日本FP協会どちらの試験実施機関で受験しても共通問題で実施されます。
実技試験は、「個人資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」は金財実施、「資産設計提案業務」は日本FP協会実施、というように異なった団体で実施される3種類の問題があり、その中から1つを選択して受験します。
もちろん難易度はどの問題を選択しても同ですがそれぞれで内容が異なります。
FP3級の実技試験に合格するためには、この違いを把握し、自分に合った方の問題を選択する必要があります。
FP3級資格試験対策
FP3級の実技試験は、学科試験の延長と考えると分かりやすいかと思います。
学科試験が基本問題であるのに対して実技試験は応用問題となりますが、出題範囲の概要を理解して演習を行い基本事項をしっかり頭に入れ、過去問を解いて実際の出題傾向を知ることが主な対策となります。
その上で、実技試験で3種類のうちどの問題を選択するのかを選択しなければなりません。
どの問題を選択するかによって、対策方法も違ってきます。
学科試験対策のテキストは、金財から「3級FP技能士(学科)精選問題解説集」がでています。
実技試験対策のテキストは、金財から「3級FP技能士(実技・個人資産相談業務)精選問題解説集」「3級FP技能士(実技・保険顧客資産相談業務)精選問題解説集」が出ていますので、金財の「個人資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」を選択する場合はこちらのテキストを使って実技試験対策をしましょう。
もちろん市販の問題集でも非常に良いものがありますので、そちらを使用するのも良いと思います。
また、日本FP協会実施の実技試験の「資産相談提案業務」は公式テキストがないため、市販されているテキストで実技試験対策をしましょう。