ファイナンシャルプランナー(FP)1級試験とは?
ファイナンシャルプランナー(FP)1級試験は、ファイナンシャルプランナーの国家資格の中では最高峰となる試験です。
ファイナンシャルプランナーとして専門で仕事をされている方や、これから専門的に携わっていかれる方は取得したい資格です。
ファイナンシャルプランナーの仕事するのであれば最低限とっておきたい資格です。
FP1級の学科試験、実技試験共に、FP3級、FP2級とは性質も難易度も非常に異なりますので、しっかりとした対策をしておく必要があります。
FP1級資格試験概要
学科又は実技 | 出題形式 | 問題数 | 合格基準 | 受験料 |
---|---|---|---|---|
学科試験 | 【基礎編】 筆記試験 (マークシート) 四答択一式 (150分) |
50問 | 200点満点で120点以上 | 8,900円 |
【応用編】 筆記試験 (記述式) (150分) |
5題 | |||
実技試験 (資産相談業務) |
面接試験 (口頭試問形式) (約12分) |
2回 | 200点満点で120点以上 (1回100点満点) |
25,000円 |
実技試験 (資産設計提案業務) |
筆記試験 (記述式) (120分) |
2題 | 100点満点60点以上 | 20,000円 |
(注)学科試験は、金財のみ実施
(注)資産相談業務は金財実施
(注)資産設計提案業務は日本FP協会実施
【受験資格】
・学科試験
①2級技能検定合格者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
②FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
③厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
①~③のいずれかを満たしている者
・実技試験
①1級学科試験の合格者
②「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
③日本FP協会のCFP認定者
④日本FP協会のCFP試験合格者
①~④のいずれかを満たしている者
【試験日程】
学科試験:9月と1月の2回実施
FP1級資格取得条件
ファイナンシャルプランナー1級試験では学科試験合格者のみ(学科免除を除く)が実技試験を受験することができ、実技試験に合格することで、合格証書が発行されます。
学科試験は金財のみで行われており、実技試験は金財・日本FP協会と試験実施機関が2つあるので、どちらで受験するか選択する必要があります。
どちらかに合格すれば実技試験合格と認められます。
FP2級資格試験実技対策
FP(ファイナンシャルプランナー)1級はかなり難易度が高い資格で、学科試験の内容がFP3級、FP2級とは全く違うので、今までとは違った方法で対策しなければなりません。
FP1級の試験が非常に難しい理由は、とにかく試験範囲が広すぎて、テキストや過去問では対策不可能な初見の難問が多く出題されることにあります。
深い知識を正確に身に着けていないと合格点が取れないということになります。
独学が全く不可能というわけではありませんが、ハードルはかなり高くなります。
多くの資格スクールや通信講座では、FP2級までしか試験対策講座を実施していませんが、FP1級向けの講座を豊富に取り揃えている予備校や通信講座もありますので、是非利用することをお勧めします。
独学で対策を進めていく場合、FP1級の学科試験には午前の基礎と午後の応用がありますが、基礎は出題傾向や過去問による対策が難しいため、体系的に学習していく必要があります。
TAC出版の「合格テキストFP技能士1級 (よくわかるFPシリーズ)」や金財から出ている「FP技能検定教本1級1分冊」シリーズで6分野をまずざっとおさらいしておきましょう。
全体の概要を把握できたら、金財の「1級FP技能士(学科)精選問題解説集」を使って徹底した演習をしておきましょう。